スポーツを見たりプレーしたりした経験のある人にとって、「将来は自分もスポーツを仕事にしてみたいな」と思ったことは一度や二度やあるかもしれない。同時に、実際その思いを叶えるのは至難の業というイメージもないだろうか・・・?
スポーツ以外にも門戸が狭い業界は多々あるゆえ、群を抜いて難関というものでもないが、必要とされるスキルや姿勢を持っていなければ活躍には遠い。ずばり、今求められているものとは何だろうか?
スポーツ業界で必要とされる人物とは?
企業やフェーズによる違いこそあれど、スポーツに携わるうえでは“即戦力”が求められる瞬間が多い。もちろん学校を卒業したばかりの新人にとっては難しい側面もあるが、一方で限られた人材のなかで期日や目標―〇月×日にホームゲームを開催する、など―を達成しなければいけないのも現実だからだ。
そうした背景を踏まえ、多くの組織では下記のような姿勢やポテンシャルが評価される傾向にある。
・主体性がある…
期日やリソースが決まっている状況において、「指示されてからやる」「それは自分の仕事じゃないからやらない」といった姿勢では活躍から遠のいてしまう。仮に自分の仕事ではなくても、「自分だったらどう考えてどう動くか」を常に考えたり、自分からできることを見つけたりすることで、やる気や機動力が評価されることも多い。
・結果を出せる…
競技の世界が「頑張った」「たくさん練習した」だけでは生き残れないのと同じで、ビジネスでも結果を出せないと戦力としては認められにくい。もちろんプロセスも大事だが、“今”必要な結果を出せる人、結果を出す上で必要なリソースを迅速に確保できる人が求められている。また、やりたいことを実現するだけでなく、多くの地道な作業も含めてやってこそ、結果が出ることを忘れてはならない。
・柔軟性がある…
例えば2020年を切り取ってもオリンピックが延期になったが、たとえスポーツに携わっていた人ですら、これは予想できなかったことだろう。ここを商機と見込んでいた人にとっては青天の霹靂でしかないが、それは競合他社も一緒のことだ。小さいハプニングや予想外の展開を含めて、情勢や需要の変化へ柔軟に対応できる人が求められる。
スポーツ業界で生きる4つのキーファクター
前項で述べた点は、もちろん仕事を始めてみないとわからない部分もある一方で、面接やインターンシップでは経験値やポテンシャルが確認され、人選が行われていく。もちろん採用されることがゴールではなく長きに渡って活躍し、スポーツを盛り上げることがゴールと考えると、以下のような項目をコンスタントにクリアすることが求められるだろう。
・強みを持っているか…
入社してすぐにオールマイティに活躍するのはさすがに無理でも、「これなら任せてください!」と言えるコアを持っている人間は強い。強みとして磨いてきた証拠として資格を持っていてもいいし、サークルや研究活動等で実際に出した成果(特に数値で示せるもの)があるとなお望ましい。
・アクションできているか…
スポーツに関わる仕事となると必然的にスポーツ愛好者が多いし、それ自体はいいことだが、「好き」止まりでは当然仕事にならない。常にアンテナを貼り、課題意識を持ち、アクションに繋げられているかが大事
・世界を見ているか…
プレイヤーでも世界に挑戦している人は多いし、業界的にも今後ますますワールドワイドになっていく。語学力はどのポジションであれば問われるだろうし、海外在住経験・留学経験はもちろん、商機や戦略を考えるうえでも国内にとどまらない視野の持ち方が重要
・表現できるか…
考えや意見、頭の中にあるイメージ・アイデアを表現できないと伝わらない。当たり前のことだが、ビジネスはSNSやLINEでごまかせないからこそ。自分の言葉で簡潔にわかりやすく述べる力、資料化できる能力、デザインイメージのアウトプットなど。
強みを持ちながら全体のレベルを上げていこう
先述した通り、スポーツ業界で働くこと、活躍することにおいて重要な点は、自身の強みを明確に持ち、平均値以上の能力を理解することである。ひいては、自明な強みとともに、自身の能力を平均的にさらに上げて行く努力が必要である。
ゆえに、一般的なスキルに併せてコアコンピタンスを育んでいく意識を持つ必要がある。
また、世の中の変化とは、非常に早い。今回の新型コロナウィルスの影響もあり、多くの産業が変化を求められているのと同様にスポーツ業界も同様のことが言える。世の中の変化に柔軟に対応するためにも、WPPで生きた情報やリアルな現場経験を積むのがおすすめだ。
レベルの高いメンバーと、切磋琢磨しながら様々な新規性の高い取り組みや経験を積むことができる。一度チェックしてみてはいかがだろうか?