スポーツトレーナーになりたい人必見!JPSUスポーツトレーナーの具体的特徴と将来性とは?

部活動に勤しむ人はもちろん、ここしばらくの間で「スポーツを仕事にする」ことを軸に、大学や学部選びを検討する人も増えてきた。現に大学・専門学校側もスポーツに携われる人材を育てようと、学部やコースを新設する動きも出ている。

その中でも、いくつかの大学で取得が可能なのが「JPSUスポーツトレーナー」だ。この記事ではこの資格や類似資格との関連性について詳しく見ていこう。

JPSUスポーツトレーナーとは

そもそもJPSUとは、「全国体育スポーツ系大学協議会」のこと。体育学や関係分野を専門とする大学、短期大学、学部、学科、コース等の教育、研究ならびに経営等に関する調査および研究を行っている大学が加盟し、国内の体育、スポーツ等の充実・発展に寄与することを目的にしている。

どの組織にも言えることかもしれないが、JPSUに加盟している・していないが大学としての優劣に繋がるかというと、必ずしもそうとは言えず、判断材料の一つと捉えるのが無難だ。とは言え、このJPSU加盟大学で学ぶことでスポーツトレーナーの資格が取れることは特徴に挙がる。

公式サイトにはJPSUスポーツトレーナーについて次のような説明がある。

“全国体育スポーツ系大学協議会加盟大学で学んだ学生の中で、“運動指導実践”と“救急・予防対応”能力を兼ね備え、経済産業省が推奨する“社会人基礎力”(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)を保持し、指導者としての適正を認められた者に与えられる資格です。“

https://www.jpsu.jp/about/trainer.htmlより引用)

新設の大学の場合、カリキュラムの専門性が審査され、基準をクリアした大学がJPSUスポーツトレーナー資格の認定校となることができる。そして、認定校の卒業生もしくは卒業見込みの学生の中から本資格で定める規定のカリキュラムの単位を取得し、JPSUスポーツトレーナー運営部会が実施する集合講習受講後、試験に合格した学生のみがJPSUスポーツトレーナーを取得できるのだ。

JPSUスポーツトレーナーの位置づけ

スポーツトレーナーの資格は他にもある…となった時に、このJPSUの資格はどのような位置づけと捉えれば良いのだろうか?ちょうど下の図にもあるように、他のスポーツ関連資格でも必要とされる救急対応と予防対応(共通領域)に加えて、体育スポーツ系大学教育の独自性を生かした実践力(運動実践と運動指導)の能力を保証する資格となっている。

この実践力は、「全てのスポーツ関連資格所有者が指導場面で必要となる基礎的能力」とされており、加えて教育の現場でも必要な能力であることから、教員志望の学生にも有用とされている。

(「JPSUスポーツトレーナーの特徴」(https://www.jpsu.jp/about/trainer-char.html)より)

加盟大学はどこでわかる?

もし進学先を選ぶ中でJPSUスポーツトレーナーが取得できる大学に興味を持ったら、一般社団法人全国体育スポーツ系大学協議会のサイトで加盟大学を確認してみよう。

全国体育スポーツ系大学協議会に加盟する52大学の中で、本資格の認定校に所属する学生と卒業生が取得できる。すなわち卒業後もチャンスがあることから、一度ほかの仕事に就いた人でも卒業校に相談してみるといいだろう。なお資格の有効期限は5年間で、更新する場合は手続きが必要になっている。

現場でのメリット、活用シーンは?

先ほどの図からもわかるように、JPSUスポーツトレーナーは他の資格で専門に扱う領域も一部カバーでき、ひいては現場でも一定の信頼が得られる資格となる。

そのため、例えばフィットネスジムの利用者にトレーニングの基礎を教えたり、スタジオレッスンやスクールの講師として指導にあたったりすることも、経験を重ねる中でできるようになるだろう。一方で、競技レベルを高めて大会や試合などで活躍したい場合や、プロのアスリートをめざす選手は、トレーニングの指導やコンディショニングなどについても当然高いレベルを求めてくる。

そのため、もしそうした選手にも対応できるスポーツトレーナーになりたいと思ったら、日本スポーツ協会認定資格や、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)、NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)などの取得を通してスペシャリティを強化する必要があるだろう。

トレーナーになるための道すじを具体的に描いてみよう

見てきたように、JPSUスポーツトレーナーの資格が取得できる大学に入ることで、フィットネスジム等で働くうえでのアドバンテージはひとつ獲得できる。

ただ、これが全てかというとそうではなく、スポーツトレーナーになるための道すじはいくつもあり、どれが絶対というものも存在しない。また携わるスポーツや競技レベルによっても事情が異なることから、現場に出ている人の話を聞いてみるのもいいだろう。

進学先やキャリアプランを決め切る前にそうした下調べを行うことこそ、後悔のない将来への第一歩だ。