競合多数の業界で勝ち抜く道はあるのか!?フィットネスジムの年収と成長のリアル

ここ数年、ジムでのトレーニングがいつになくポピュラーとなり、フィットネスジムに足しげく通う人やパーソナルトレーニングを重ねて肉体改造に成功する人など、日常生活の一部となっているケースもかなり増えた。

そういった側面から、スポーツトレーナーを志す人も年々増加傾向にある。

スポーツに馴染みがあったり、ダイエットやボディメイクに興味がある人にとって、最近は志すきっかけとしても多いだろう。一方で、市場が大きくなり施設も多くあるからこそ、収入面の安定性や将来的な見通しは気になるところかもしれない。

実のところ、どうなのだろうか?そんな疑問に対して本記事では、フィットネスジムでトレーナーとして働く際の年収と気になる先行き、加えてどのようにキャリアアップを積むべきなのかを説明していく。

フィットネスジム、これが年収のリアルだ!

一口に「フィットネスジム」と言っても大小は様々。例えば日本テレビや東急といったような企業がフィットネス事業をHDの一部として持っていたり、片やゴールドジムのようにそれがメイン事業であるケースも、個人のトレーナーが法人格を持ち経営しているようなケースもある。

ひいては収入も一概には言えないが、一般的な平均年収よりも低めの水準なのが現実である。

主な大手のジムでは以下が給料相場と言えるだろう。

・ティップネス

4大卒で月収22.6万円、年収で300万円弱

・セントラルスポーツ

初任給17~19万円、年収で400万円~500万円

・ゴールドジム

勤務歴3~5年で年収200万円~400万円

参照:リジョブ(https://relax-job.com/

なおフリーランスで活動する場合、スポーツジムに出向いてレッスンを行うと、一コマおおよそ3,000~5,000円が得られる。特筆する実績や資格、そして受講者からの人気で価値を上げていくことは可能かもしれないが、ライバルも多いことから年収は300万円~を見ておくのが無難である。

フィットネスジムで収入を上げるには?

上記でご覧いただいものはフィットネスジムで働く方の年収の一部だが、一般的なラインと比べても、そう高いとは言えない給与水準であると言えるだろう。

受講生のフィジカルが変化していく様子や、直接もらえる感謝の声などやりがいも大きいものの、給与水準としてそこまで高くないからこそ、もどかしさや迷いを感じる人も少なくない。

それでは、どのようにして年収を上げていけばいいのだろうか。 

ここでお伝えしたいのは、自身の努力で資格を取得したり、働き方を工夫したりすることで、活路は見出せると言うことである。

・資格を取る

 資格を持っているから指導が上手(効果的)、とは限らないが、やはり受講する側から見て無資格よりも有資格のインストラクターの方の第一印象が良くなるのは当然。そのため企業として推奨している場合が多く、評価の一つとなりうる。主には下記のような資格がある。

スポーツ指導者:日本体育協会認定

トレーニング指導者:日本トレーニング指導者協会

NSCA認定パーソナルトレーナー:日本ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)

・関連技術を身に着ける(マネジメント、スタジオレッスン系、鍼灸)

 資格とは異なるが、フィットネス業界に従事し、会社にとって「役立つ人材」になるには、トレーニングに関連する知見を持っていると重宝される場合もある。若い企業も少なくないため、経営や人材のマネジメントを学んでおくのもいいだろうし、専門以外のレッスンを受け持てるようになるとコマ数も増えて収入も増やせる。ケアの面で受講者に関わるという点では、鍼灸などの勉強もプラスになるだろう。

・転職する

 フィットネスジムが様々にあるということは、企業理念や給与体系、評価制度や福利厚生は千差万別。環境のせいにせず自分の道をそこで切り拓くという姿勢も大事だが、一方でより自分が輝ける場所を探して転職するというのも一つの方法。ある程度の年月、他社であれ従事した経験があれば、それを買って採用してくれる同業他社もいるかもしれない。

・独立する

 パーソナルトレーニングがトレンドとなり、施設紹介やそこで活躍するトレーナーのメディア露出も増えるようになってから、独立するケースも増えている。自分の思い通りにサービスを整え、価格設定ができることはメリットではあるが、何から何まで自分でそろえなければならないという現実が痛手になるリスクもある。ゆえに必ずしも収入面でプラスになるとは言えないが、蓄えを作ったうえで挑戦するのはキャリアプランの一つだろう。

フィットネス業界を自らの向上心で切り拓こう

フィットネスジムの収入がどれくらいかだけでなく、資格や関連技術の習得で腕を磨けばプラスが見込めることがわかっただろう。今はレッスンのパーソナル化も進んでいるため、将来を見据えて個性や強み(武器になるもの)を磨いておくのもオススメだ。

現場で働く人、あるいは同じような業界を志す人との交流も刺激になり、また新しいチャンスにもつながる。

情報感度を高め、切磋琢磨できる仲間を身の回りに増やしていくことをお勧めしたい。

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