一流を支えるスポーツの“裏方仕事” 活躍は総力でつくる時代へ。

スポーツが好きな人の中には、「スポーツ関連の仕事に就いてみたいな」と思った人も多いだろう。ただ、プロの世界は狭き門というイメージがあったり、中には“特別な人だけができる仕事”といったイメージから、自分にできる仕事はないと諦めているかもしれない。

しかし、実のところスポーツに携わる仕事は数多く存在し、特に普段メディアや表舞台に出てこないような裏方仕事がかなり多い。求められるスキルや適性も様々であることから、ぜひ志を生かして自分に合ったものを見つけよう。

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裏方仕事のバリエーション

スポーツにおける裏方仕事、というとどういったイメージを持つだろうか?

力仕事にしても地道な作業にしても現実に相違ないが、どんなに一流のアスリートでも“裏方”いわゆる周囲で試合やパフォーマンスを支える人なくしては成り立たない。

 裏方仕事を大別すると、「選手の質をサポートする人たち」「選手やクラブ、スポーツの価値を伝える人たち」「試合運営を担う人たち」にカテゴライズされる。それぞれの概要は次の通りだ。

*選手の質をサポートする人たち

 スポーツ選手が目標に向かって努力することはもちろんだが、練習やリカバリーの質を上げるには各分野の専門家の力が必要になる。近年の傾向として量より質、活動と休息のバランスが問われるようになったことから、医学・生理学的な見地や栄養学の側面も重要視される流れにある。

・コーチ…

競技そのものへの理解はもちろん、指導論を把握かつアップデートさせながら、客観的な立場で選手の競技力向上に寄与する。

・トレーナー…

選手が抱える痛みや怪我に対して施術をするのはもちろん、そうしたアクシデントを予防するための筋力トレーニングやストレッチなどについても助言する。

・ドクター…

投薬の指示や注射など医師にしかできない介入はもちろん、選手のコンディションやトレーニング強度などについて医学的なアドバイスを行う。

・その他…
ホペイロ(用具係)、グランドキーパー、栄養士、審判

*選手やクラブ、スポーツの価値を伝える人たち

 全国もとより全世界で行われているスポーツだが、それを取材して伝える人がいなければここまで活躍が拡散することにはならない。かつ取材に際しても記事を書く人と撮影する人が必要だし、もしデータ的な観点で試合を確認したいのならば、アナリストの存在が必要になる。

そうした素材を調理して掲載するメディアや販売につなげるプロモーション部隊も含めると、スポーツ文化の浸透には実のところ欠かせない。

・記者…

練習・試合会場に足を運ぶなどして、選手やチームの近況を取材し記事化する。特定の媒体社(出版社、新聞社など)に属して活動するケースと、個人で活動して都度掲載先を見つけながら発信に繋げるパターンとがある。

・カメラマン…

練習や試合会場に記者と同行して、選手やチームの近況を写真や動画を通じて伝えたり、競技外でもメディア関連の撮影部隊としてスポーツや選手の魅力を伝える。

・アナリスト(試合分析)…

相手チームや選手情報のスカウティングを実施し、対戦相手の弱点を発見したり、チームがとる戦術の注意点や選手ごとの改善点などを洗い出すなどの役割がある。

・プロモーション…

チーム内外で担当者がいるケースがあるが、チーム内で働く場合は、試合やイベントの広報やマーケティングを実施したり、テレビなどのメディア対応、チームや選手の魅力に関する情報の対外的な伝達を行う。

*試合運営を担う人たち

・警備…

試合会場や駐車場やあらゆる場所で、困っている人などの対応を行うだけでなく試合の進行の妨げになるものから、防ぐ役割を担う。

・案内…

試合に観戦に来られる人に対して、席の位置やトイレの位置などを案内する。

・チケット…

入場時にチケットの確認を実施する。

・会場設営…

試合が運営できるよう、または試合が盛り上がるように、試合に関わる設営部分を担当する。

なりたい仕事に就くには・そして活躍するには

 見てきたように、スポーツの裏方に携わる仕事は多種多様で、求められるスキルや適性もまちまちだ。ただ、いずれにしてもその道のプロフェッショナルとして専門知識を身に着け、職種によっては資格も取得しながら就職を目指すこととなる。

中には、試合運営のように人手が必要なものを中心に短期雇用やアルバイト採用を行っていることもあるため、実際に経験をしてみるというのも良いだろう。

 なお近年、選手(競技活動)にとって必要なサポートや資源は以前にも増して多方面に渡っており、その分、サポートや協業に動くチャンスも増えている。例えばチームトレーニングでは所属先の指導者やトレーナーにお世話になっていても、古傷を再燃させないための個別トレーニングを外部に仰いだり、フィジカル強化の一環で栄養士のサポートや補助食品の利用を始める選手も多い。

そのため従事する側にとっても、自身が専門とする範疇にとどまらない視野が求められており、今後は職種間連携なども盛んになっていくだろう。

 もちろんその道のプロとして、特定の分野を極めることは必要だが、各々が掴んだ情報や施した指導・ケアを関係者間で共有することにより、全体としてのベストパフォーマンスが期待でき、ひいては選手・チームの活躍がより一層現実のものとなる。

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図:株式会社アセンダーズが行っているアスリートのトータルサポートの図。

競技そのものはもちろん、海外遠征等に備えた語学の習得や、自身の活動を世に広めるためのクリエイティブ面の強化など、一昔前はそこまで言われることがなかったような側面もアスリート活動の一端を成すのが現状だ。

スポーツを輝かせる影の立役者へ!

 このようにスポーツには予想以上の分野に渡る「裏方」が存在し、求められるレベルも高い一方で第一線で活躍する選手やチームに関われるチャンスも多いことがわかっただろう。「この仕事おもしろそう!」と思ったものがあった人は、早速インターネットや書籍で調べてみるといいだろう。

また、スーポーツに関わるであったり、スポーツを支えることに少しでも興味があるのであれば、多くの同志が集まるWPPのオリエンテーションに参加することを強くおすすめする。

すでに、同じ思いを持った人たちは、動き出している。周りを遅れを取らないためにも、スポーツ業界における”最新”の情報に触れることがあなたが一番最初にするべきことである。

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