インターンシップを開催するスポーツメーカー 5選

スポーツメーカーは、どの業界の企業と比較しても就職希望ランキングで、上位に上がる人気の業界だ。その人気度から、選考の難易度は、熾烈を極めている。

就職活動の本選考では、多くの学生が面接にさえ進めず見送りになってしまっている現状がある。

しかし企業によっては、本選考のみならず、インターンシップを通しての採用スキームを持っているスポーツメーカー もある。

本記事では、そんな競争必死のスポーツメーカーでインターンシップを開催している企業5選をご紹介しよう。

インターンシップを開催するスポーツメーカー 5選

アシックス

同社は、全世界に展開されているアシックスブランドの総本山でありヘッドクオーター機関であるアシックスと、日本国内の販売組織であるアシックスジャパンにて、1day または3daysのインターンシップを例年開催している。

当インターンシップは、研究・デザイン・総合職を志望するメンバーで

1つのチームを構成し、チーム内でアシックスのバリューチェーンを作り上げると言うもの。

スポーツビジネスに限らず、グローバル市場の動向から問題発見解決、チームでビジネスに関わる醍醐味のエッセンスを感じる事ができる。

また1Dayの優秀者をPremium INTERNSHIP(2泊3日)に招待される。そこでは、スポーツ工学研究所で総合職/デザイン職/研究職が一同に介し、最高難度のビジネスを体感する事ができるオススメのインターンシップである。

なお、2019年度の募集・開催は終了している。
参考:https://corp.asics.com/jp/career/recruitinfo

アディダス

世界的な企業の1つであるアディダス。

実際に同社が直面している課題に対して解決案を提案し、ビジネスの現場を体験できる短期または長期のインターンプログラムを提供している。

ビジネス課題に対する最終プレゼンテーションに向け、日常業務・プロジェクトに取り組み、ビジネスの理解・感覚を養う事ができる。

また、外資系企業は特にインターンシップからの採用も事例が多いため、本インターンシップを通して採用につながるチャンスもあるかもしれない。

配属部門は、社内状況により相談の上決定するが、個人の希望も反映されやすいため、本人の熱意次第で、自身が希望した職種のインターンに参加する事ができる可能性が高い。

応募資格は、国内外の4年制大学の3年生または4年生、国内外の大学院生である事、インターナショナルマインドセットがある事、ビジネスレベルの日本語力および英語力などがあり、少々ハードルも高いが、非常に有意義な時間を過ごせることは間違いないだろう。

特定のタイミングで、募集されていないため、タイミングを見てサイトをチェックしてみると良いだろう。

参照:http://adidas-group.jp/recruit/?pages/traineesinternship

ナイキ

Nikeでは、Nike, Inc.の好奇心とイノベーションの文化を心から親しめる学生を世界中から募集している。日本からのみとではないところが、一つの特徴と言える。

Nikeのインターンシップは、Nikeのビジネス、 すなわち、スポーツ、サステナビリティ、ファッション、リテール、E-Commerce、IT、財務、法務、デザインを横断的に知るのに理想的な環境を提供している。

加えてインターンに参加すると、その期間中、Nikeの世界最高レベルの施設、商品の割引購入、サマーフライデーのような従業員特典を利用する事ができる。また、国際舞台で上記のような多岐にわたる仕事をする事ができる。

世界を相手にした競争に勝ち続けるために、このインターンを通した大きな成果を追求し続ける最高の人材のみを募っているのだ。

本インターンは、有給で行われ、通年で採用している。

具体的な言及はないが、QAなど下記のサイトに記載してあるので、ぜひ一読して見てはいかがだろうか。

参照: https://nikeats.avature.net/careerJP/Internship

ミズノ

同社は、営業職と開発職向けの2パターンのインターンシップを開催している。基本的に1dayで開催されており、例年、秋以降の時期に開催されている。

ロールプレイングを中心としたグループワークでプログラムが構成されており、ミズノの各部門での、職務を体験する事で営業が果たす役割・働くことの意義を感じていただく内容になっている。

現在、インターンシップのプレエントリーが始まっている。

組織構成や仕事のおおよその内容を掴むには十分な内容であると考えられるため、ぜひ下記から一度チェックして見てはいかがだろうか。

参照: https://job.mynavi.jp/21/pc/corpinfo/displayInternship/index?corpId=57159&optNo=mLA1V

デサント

デサントジャパンのインターンシップでは、下記の内容がプログラムに盛り込まれている。

・スポーツ業界、市場について

当社が関わるスポーツ業界の”今”を、簡単なディスカッションも織り交ぜながらお伝えする。


・海外マーケティングについて

海外に展開する当社の現状・方針・マーケティングについて、当社ならではの視点から説明。


・「ブランド担当者」としての企画提案・予算獲得

各グループが「ブランド担当者」となり、予算獲得のための競争型グループワークを行う。その後現場社員から、皆さんの提案に対してのフィードバックを受ける。

グローバルブランドを持つ、同社の今後の方針や、実際にスポーツメーカー という区切りで業界で働くことを考えた時に必要なマインドセットや、組織理解をする事ができるプログラムになっている。

参照:https://job.rikunabi.com/2021/company/r229400093/internship/

最後に

いかがであっただろうか。各企業の特徴が現れたプログラム内容になっている。特にスポーツメーカー トップ3でもある、NIKE、アディダス、アシックスは、世界競争に負けない気持ちの強さやグルーバルマインドが重要視されている。

一方で日系のスポーツメーカーでは、組織理解がどれだけできるかが重要視されている様に思われる。

どちらにせよ、今まで自身が使ってきたブランドを持つメーカーに関心があるのであれば、どの企業を調べるかというよりは、全てのメーカーを調べつくし、その中で自身の愛着を持っているブランドの良さを熱く語れるほどになろうとする姿勢が重要である。

また、各スポーツメーカーが関連するステークホルダーを理解し、その上で各社の組織を理解する事ができれば、スポーツメーカーで働くというゴールに近付くだろう。

少しでもスポーツメーカーで働きたいという思いがあるのであれば、少なくとも上記の内容は押さえておきたいところだ。