大注目!新卒学生が知っておくべき フィットネス業界で起こっている変化と人気の理由

国内外を問わず、様々な新しいプレイヤー(企業)が増えているフィットネス業界。

近年、フィットネス業界への就職が、熱気を帯びている事はご存知だろうか。

トレーナーやインストラクターなどのイメージが強かったフィットネス業界だが、暗闇でサイクリングを行うフィールサイクルや、最近のIPO申請で話題にもなったPeloton社、カリフォルニアを中心にヨガやフィットネスジムを展開するCalifornia Management Groupなど、様々な企業そして様々な新しいフィットネスのあり方が一般的に認められてきている。

上記のことも相まって、フィットネス業界を志す学生が増えている。本記事では、フィットネス業界が注目されている理由をお伝えする。

フィットネス業界の現状とは?

フィットネス業界の市場規模は、3,582億円(2018年度)と、他業界と比べ市場規模は小さい。

(参照:業界動向.com

しかし一方で、高齢化や、健康意識の高まりから市場の成長率は、7.3%と非常に高い。

2011年4月から中学校でダンスと武道が必修化したことによって、この流れを受けて大手スポーツクラブは相次いでダンススクールや武道教室を開講した。こうした流れもスポーツクラブ業界にとって追い風となっている事は間違いないだろう。

腫瘍のプレイヤーとしては、総合型クラブを運営するコナミスポーツや、ルネサンス、ティップネスなどがあげられる。

加えて、24時間営業セルフ型であるAnytimeフィットネスやJOY FIT。ターゲットを主婦層の女性に絞ったCurvesや成果志向型のライザップなど、フィットネスジムと一括りに言っても、その種類は豊富である。

このように日本国内では、同業種のプレイヤーが多いのが一つ特徴と言えるだろう。

また、日本国外をみると、フィットネス業界の成長が著しい顕著な例としてあげられるのが、ベトナムのフィットネス産業だ。年平均20%のペースで成長しており、2020年には、市場規模が123億円ほどにも上る見込みとなっている。

ただし、シェアの大半が高級ブランドのクラブに集中していることもあり、まだまだ成長の見込みはありそうだ。

フィットネス業界に黒船が来航!新しいフィットネスのあり方を提案

近年、フィットネス業界に面白い流れが生まれている。体調管理や万歩計などの運動管理ができるアプリでもある「FINC」や、フィットネスバイクに月額課金制でフィットネスコンテンツやストリーミング、オンデマンドのデジタルライブラリーを提供するPelotonなど、フィットネスxITの文脈で非常に数多くのサービスが生まれている。

Pelotonのイメージ

オンライン上で、自身の運動量を計測・管理することができ、現状の自分に何が足りないのかを把握することができる。

今までは、面倒だったり知識がなかったことによって自分でできなかったことが、テクノロジーを駆使することによって可能になり、フィットネスジムが近くにない人でも、各家庭でトレーニングをすることが可能になっているのだ。

こう言った、フィットネス業界内に起こる新しい流れと動きがフィットネス業界への注目度をワンランクあげていると言っても過言ではないだろう。

トレーナーの経験が無くても働ける門戸の広さ!

フィットネス業界に入るには、特殊な専門知識が必要なのではないか?

そのような疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれないが、実情はそうではない。

例えば、スポーツクラブで働くトレーナーでさえ、大学や専門学校で学ばずともトレーナーになることができる。

それだけ、教育体制が充実しているため、体を動かしたり、人とのコミュニケーションが好きな方であれば、スポーツクラブのトレーナーとして働く事は十分できるだろう。

また、フィットネス業界のIT企業でも、おおよその人がフィットネスに関する専門的な知識を持っていないが、その分、他に秀でた能力を持っているケースが多い。アプリを作るためのエンジニア的なスキルや、ユーザーの行動を分析するマーケティングスキル、対法人に自社サービスを売り込む営業スキルなど、スキルの種類はさまざまだが、もしITの領域で勝負がしたい方は、自分がどの領域で強みをつけていきたいかを明確にした上で、志望することをお勧めする。

本章で伝えたいのは、現状、特定のスキルがなくてもフィットネス業界で働くことが不可能な事はなく、おおよその職につくことができる門戸の広さがあるということである。

だからこそ、フィットネス産業に興味がある方は、同産業にどのような主要プレーヤーがいるのか、自分はその中で何をしたいのかを明確にして、業界を担う人材になるドアをノックしていただけると幸いである。

フィットネス業界をよく知ろう!

今後、日本社会ではフィットネス産業が特に重要な産業の一つになると考えられる。高齢化による老齢人口の増加、少子化による労働人口の減少など、さまざまな問題を抱える中で、各自の健康維持ならびに促進をすることが、国家において非常に重要なポイントである。

非常に重要な産業であるからこそ、新しく生まれる会社やサービスの数は膨大である。したがって、フィットネス業界に興味がある方は、そう言った流れから生まれる新興企業やサービスを常にウォッチし、業界全体を把握することが重要である。

したがって、フィットネス業界に興味がある方は、そう言った流れから生まれる新興企業やサービスを常にウォッチし、業界全体を把握することが重要である。

その中で、自分であれば、何をどうしたい?という確固たる部分を明確化していくことが、劇的な変化が起こっているフィットネス業界で活躍する人材になるために必要であると言える。

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